東武博物館へ行ってきました [鉄道趣味]
またまた、私の大好きな”道端の廃車体”です(笑)
これはもう土に還る一歩手前の状態、難易度5~6(自己評価)くらいはいってますねぇ。
右サイドは埋まっています・・・
これを掘り出して、引き揚げ・・・
レストアして。
こんな風になるわけです。
って、簡単に書きましたが、おそらくかなりの時間と労力、それにお金もかかっています。
このバスは、前にもどこかに書きましたが、
私にとって、子供の頃の“思い出のバス”なんです。
こんな出来のいいミニカー(しかも43スケールで)がエブロから出ています。
で、ほとんど秒殺で衝動買いしてしまったのでした(笑)
まさしく“ここ”がGT少年の指定席だったのです。
ためしに腰掛けてみたら、狭くてとても端まではいけませんでした(笑)
視点はちょうどこの位置、運転手さんの真横ですね。
ヲタク少年のここからの羨望のまなざしは、さぞ熱かったことでしょうね(笑)
このバスは、キャブオーバータイプのはしりで、
ボンネットバスのキャビンを、エンジンルームの先端まで伸ばしたような造りです。
で、ボディの前のここにエンジンが入っています。
思い出しても、熱や騒音はかなりのものでしたね。
運転手さんもボクも、夏は同じ過酷な“職場”でした・・・(笑)
展示の都合上、外されていますが、こんな後ろからシフトレバーが伸びています。
リンクもないダイレクトチェンジですから、かなり当てずっぽうのギヤシフトですよね。
運転手さんが大きく腕を振りながらシフトするたびに、「凄い!」って思っていたのです(笑)
てっきりディーゼルエンジンだと思っていましたが、
このクルマは最後のガソリン車だそうです。
バスで大分手間取りましたが、他にもたくさんの展示車両があります(笑)
これは5号機関車ですが、モーターで動輪を回すSLショーをやっていました。
もう1台の6号も戸外に展示されています。
さすがにこれだけ古いと、馴染みは薄いですが、浅草-西新井のサボが付いていますね。
もう半世紀近く沿線に住んでいるので、同系機とともに何度となく目にした機関車です。
貨物廃止とともに電気機関車はすべて廃車になりました。
これは、保線用の軌道自転車ですね。
今年、北海道で乗ったのと同じですね。
多分、うちの奥さんはこれを運転した数少ない女性の一人です(笑)
「これ、ブレーキが利かないのよねぇ」ってどれだけヲタクなんだ(爆)
往年の特急車両、5700系です。
今回のリニューアルオープンに合わせて、当時のフロントマスクに改造されました。
杉戸工場に保管中の5701。
こういう修復過程の写真を残しているのは、なかなか良い展示だと思います。
この博物館は、高架下を利用しているので、本線とレールはつながっていません。
したがって車両の搬入は中々の見ものです。
隣接する小学校の校庭を使って入れたそうですが、
言ってくれれば、1日でも張り付いていたかったのに・・・(笑)
フロント部分は全く新しく作って、搬入後に改造したそうです。
その時に作った“型”ですね。
このヘッドマークの形から、通称“ねこひげ”と呼ばれていいました。
このED101も、昔譲渡した近江鉄道で保存されていたものです。
今回のリニューアルのために運び込まれました。
全塗装などの作業は、搬入後に行われたのですね。
もちろん巨大なHOのレイアウトもあって、見る者を飽きさせません。
運転体験のシュミレーションも充実しています。
なかでも白眉は、このハイビジョン画面の実物運転席です。
ご覧のように“大きなお友達”が群がっております(笑)
あまりの熱気に恐れをなしたチビッコたちにも、運転席は用意されています。
この窓は、実はホームの下にあります。
間近に電車の車輪やレールの様子などを見ることができます。
滞在時間は2時間ほど、まだまだ見ていない車両もありました。
これで大人200円・・・は安い!
もう1回、決定ですね(笑)
*今回購入したチョロQは、最新の東武50000系、2輌編成です。
次はどこへ行こうかなぁ・・・なんて思っていたら、
長男がこんなお土産を・・・
真岡鉄道のシュッポくん(C11325)とポッポちゃん(C1266)です。
2009-09-21 17:02
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コメント(8)
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ううううっ・・・
濃い、濃すぎる・・・(爆)
6枚目の写真の黄色いシャツのおぼっちゃんが
1275GTさんですか?(笑)
しかしレストアされる前の緑色は何なんですか?
防錆塗料ですか?
今はまだしも、東武電車に縁が無かったので
今ひとつ解からないのですが(笑)
ゆっくり噛み砕いていきますね(^。^)
by ちんたん♪ (2009-09-21 22:44)
ちんたん♪さん
まいど、お付き合いいただきありがとうございます。
バスは、このカタチとこのカラーに激しく萌えます(笑)
いつも止まるのももどかしく、最前列に走っていました。
すでに先客がいたりすると、大いにがっかりしたものです(笑)
そういえば一瞬、坊主頭の男の子とすれ違ったような・・・
このバスは現役引退後、車庫で物置として使用されていたそうです。
緑色はその時に塗られたペンキなんでしょうね。
良く見るとところどころに、オリジナルのペイントが残っています。
by 1275GT (2009-09-22 07:39)
毎度、びっくりすする記事をありがとうございます。
東武鉄道恐るべし!ですね。
自分は馴染みのない路線なのですが、このバスは可愛いですね。
人、物を運ぶのがこの会社の業務ですが、こうして人といっしょに働いて来た会社の財産を大切にする姿勢。好感が持てますね。きっと社員にもやさしい??のでしょう。
ワタシの地元では江ノ電バスと、江ノ電の電車なのですが、ムカシ走っていた車両はこうして保管されているのでしょうか?以前、ニューイヤーミーティングで70年代の江ノ電バスが参加していたのですが・・1275GT様なら、電車車両、バスの存在ご存知と思いますがどうでしょうか?
by 道楽オヤジ (2009-09-22 15:19)
道楽オヤジさん
東武鉄道は、子供のころから親しんだ鉄道会社です。
現在は、バス事業を子会社に移行したりして、
経営合理化を進めていますね。
その中でこういう施設にも、ちゃんとお金を使うという、
会社の歴史を大事にする気持ちがいいですねぇ。
それどころではない、とはいえ・・・
座間にある日産記念車庫の現状が悲しいです。
江ノ電は、極楽寺の工場に古い100系があったと思います。
どこの鉄道もバスまでは手が回らないと見えて、
個人のマニアが大変な苦労をしてレストア、保存をしていますね。
道楽オヤジさんも江ノ電バス、1台いかがでしょうか?(笑)
by 1275GT (2009-09-23 18:07)
きっと、マニアの聖地なんでしょうね。
私はマニアではありませんが、板敷きの床のボンネットバスは、激しく懐かしいです。
オレンジ色の細長いウィンカー(?)がピョコっと飛び出す瞬間を、妙に鮮明に思い出してしまいましたよ~
by ベアトラック (2009-09-23 21:55)
ベアトラックさん
当時(も)クルマ大好き少年だった私は、
ボンネットバスは数の多いいすゞより、丸いフェンダーのトヨタや、
対照的に四角いボンネットのニッサンが好きでした。
次のバスを待とうなんてわがままを言って、
親を困らせていたんですね(笑)
あのピョコっと出るウインカー、“アポロ”って言うんですが、
暗くなるとボーッと点くオレンジの色が懐かしいですね。
by 1275GT (2009-09-24 08:41)
風化してしまいそうなバスをレストアする過程をビデオで見たいくらいです。
それにしてもレストア技術は完璧ですね、さすがプロです。
盛りだくさんの記事楽しませていただきました。
by いっぷく (2009-09-28 19:16)
いっぷくさん
文中にもありますが、私の思い出のバスです。
こんなところで巡り合えるなんて・・・
写真、思いっきり撮っちゃいました(笑)
先週末も、小さな博物館へ行ってきました。
後は“大本山”の「鉄道博物館」を目指します(笑)
by 1275GT (2009-09-29 07:57)