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枕元のギターたち Ⅳ [guitar]

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最近は、なかなかギターに触る時間もありませんが、
枕元には、相変わらず数本のギターが立っています。

生まれて初めて参加したバンドは、6人編成のフォークグループでした。
自分も含めてギターが3人、ヴォーカルが男ひとりと女の子がふたり、
で、ベースはいませんでしたが、なぜかバンジョーがありましたね(笑)
文化祭のために急きょ集まった即席のバンドでしたが、
それにしても変な編成でしたねぇ(笑)

この頃のフォークソングをやっているバンドによくある、
ズラーっと並んで、全員でコードをかき鳴らし、みんなで同じパートを歌うという・・・
聴くに耐えないヴォリュームの、“ジャイアン+ジャイ子”が6人の状態でも、
すっかりハイになって演っている方は、メチャメチャ楽しい文字通り“音・楽”でした(笑)

本当は、ビートルズのような、センスのいいハーモニーをやりたかったんだけど・・・
ディス・ランド・イズ・ヨーランド~♪なんて大声で歌っていました。
まぁ、これはこれで楽しかったんですけどね。
それに、ギターは少しくらい間違っても誰も気づかないし(笑)

次のバンド(これもフォーク)に上手な同級生がいて、
アルペジオもスリーフィンガーも、みんな彼に教えてもらいました。
PPMの「パフ」はセカンドギターのパートだったのですが、
あの印象的なスリーフィンガーで始まる“表”に憧れましたねぇ(笑)

今は、懐かしさもあって、そのころの曲をつま弾いてみたりしています。
で、枕元はアコギばかりです。
右側の小ぶりなギターは、スズキバイオリン製のスリーエスというモデルで、
さっと、手にとって弾ける大きさと軽さがいいですね。

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OOO(トリプルオー)という小さくて薄いボディですが、鳴りはとてもいいです。
スロッテッドヘッドにプラツマミのカニペグ、ポジションマークのアコヤ貝もきれいですねぇ。

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結構お気に入りの1本なので、保管時ははこんなケースに入れています。
このギターはマニア受けするらしく、すでにギター仲間から高額のオファーをいただいています(笑)
まぁ、もうしばらくは楽しませて貰うつもりです。

左の茶色いギターはエピフォンのPR715というモデルです。
ヘッド裏にギブソンとあったり、ボディ内にカラマズーと書いてあったりしますが、
おそらく、’80年代ごろの日本製と思われます。
これはシーガルと言うカナダ製のギターと入れ替わる形でやってきました。
トップ単板なのでアタックはいいのですが、何故かまだ?音が硬いのですよ。
もう少し音が出るように、鍛えて行こうと思います(笑)

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これは、勢いというか好奇心というか・・・(笑)
いやぁ一度弾いてみたかったんですよ、ウッドベース。
クレモナと言う今はないメーカーのものですが、それほど高いものではありません。
思っていたよりも指に“チカラ”がいるのと、
やはり大きさと重さは“体験”してみないとわかりませんでしたねぇ(笑)

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考えていたよりも、きちんとした音が作れるのは驚きでしたが、
これはやっぱり難しいですね・・・(笑)
リズム感に乏しく、天賦の才能にも恵まれないわが身を恨みましたが、
もちろん、早々にしてギブアップです。

さすがに狭い階段を2階に上げるのは大変そうだったので、
しかるべき方(元ベース奏者)にお譲りしました。
滞在、わずか1週間ほどでしたね(笑)

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今、寝床の脇でキラキラ輝いているのは、このリゾネーターです(笑)
PUの付いたドブロギターなんですが、メーカーがわかりません。
本来横にしてスチールギターのように弾くのですが、
ナットが普通のタイプに変えられているところを見ると、
小指にパイプを付けて、コードを弾きながらメロディーラインも追う、
えぇ!どうやって弾いてるの?・・・っていう“あれ”用かな・・・(笑)

フツーに弾いても面白い音がして、それなりに楽しめます。
いずれは“あれ”に挑戦するべく、パイプをスライドさせてみたりしてますが、
現在は、気持ち悪い音がするだけです(爆)

と、ここまで書いていたところで、元フォークルの加藤和彦の訃報を聞きました。

彼が、溢れるばかりの才能に輝き始めたフォークルの頃の、
彼の作ったたくさんの曲をコピーしていました。
「悲しくてやりきれない」、「青年は荒野を目指す」、「雨の糸」、「花の香りに」、
「白い色は恋人の色」、「あの素晴らしい愛をもう一度」etc,etc・・・
それに彼の曲ではありませんが、「イムジン河」もよく演りました。
音楽に夢中だったあの頃は、自分にとってもまさしく“青春”でしたねぇ・・・

仕事?、病気?・・・何があったのかはわかりませんが、本当に残念です。

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初めて買ったフォークギターが12弦だったのは、彼に憧れていたからです。
あの独特の音色をどうしても弾きたくて、チューニングも知らずに買いました(笑)

最初に買ったのは、春日楽器のシルバーメロトーンという12弦でした。
ボディが大きく、ネックの太い、弾きにくいギターでしたが、
当時はそれしか買えなかったくらいの安価なギターです。
残念なことに10年ほど前に、まるで魔がさしたように手放してしまいました。
自分にとっては思い出の品だったのに・・・

その次に銀座の山野楽器で買ったのが、ARAI(現AriaProⅡ)の12弦です。
もう40年以上前のことですが、昨日のことのように覚えています。

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この丸いケースが欲しくて、新宿のコタニで見つけた時はうれしかったですねぇ。
元はエレキ用のケースですが、内装を改造してあります。
中身(ギター)にはもったいないほどの値段でした(笑)

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上の写真、左側はずっと後になって買ったモーリスのMBです。
バックはスリーピースでメープルの木目を生かしてありますね。
モーリスらしいメリハリの利いたブライトなサウンドです・・・
って、まるでネットオークションの説明の文句だなぁ(笑)

そいえば今年は全然、“嫌負殴来”に出品していませんねぇ。
呑気で安らかな毎日ですが、こちらの収入も赤字になったままです。
当分、国家(奥さんともいう)の財政支援に頼るしかないですが・・・(苦笑)

思い出話がいつの間にか、現実の“怖い”話になってしまいましたね(笑)

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ちんたん♪

トノバン追悼セッションを、1275ガレージで!
よろしくお願いします。

楽しいギターの紹介に喜びましたが、そこに触れてはいけませぬ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by ちんたん♪ (2009-10-23 22:42) 

JUN

またまたすごいギターのオンパレードですね~
一体どのくらいあるんだろう・・・。
ウッドベースは一度弾いてみたいです!
新宿のコタニ、懐かしいな~
ぜひ、実物拝見よろしくおねがいします!
by JUN (2009-10-24 00:19) 

ベアトラック

相変わらずの素晴らしいコレンクションですね。
アコヤ貝のポジションマークの美しさ、豊かな時代の象徴ですね。
絶品ですね、うらやましいです。
勢いに乗ってウッドベースまで・・・相当な勢いだったんでしょうねぇ(笑)
by ベアトラック (2009-10-24 15:37) 

1275GT

ちんたん♪さん

トノバン追悼セッション、し、しまったベースを・・・(笑)

ミニディまで1週間ですねぇ。
色々考えたのですが、結局今年も怪しいフリマになりそうです。

えっ、私、何か触っちゃいました?(笑)
by 1275GT (2009-10-24 19:42) 

1275GT

JUNさん

基本的に増えたら減らす、なんですがねぇ・・・
最近、迷っているうちにどんどん溜まっていくんですよ(笑)
ウッドベース、上手に弾けたらカッコいいでしょうね。

今度はギターの虫干しをする日に来てください。
ビートルズの日、とかね・・・(笑)
by 1275GT (2009-10-24 19:55) 

1275GT

ベアトラックさん

古いギターは、今とは比べ物にならないほど良い材が使われていますね。
作りも丁寧で、手間がかかっています。
思わぬ掘り出し物と出会えるのも楽しみのひとつです。

ウッドベース、まさしく相当な勢いでしたねぇ(笑)
by 1275GT (2009-10-24 22:03) 

いっぷく

マンドリンという文字にそういえばジョンレノンもおばさんに習ったとかで
初期のライブでも弾いていたなあと思いました。
金属の円形のものがついたギターはダイヤストレイツっていうバンドのレコードジャケットでの写真で見たのが最初かな、ほとんど知らない世界ですが、デザインがかっこいいです。
by いっぷく (2009-10-31 01:28) 

1275GT

いっぷくさん

ミニのイベントで出かけておりました。
ジョンレノンのマンドリン、たしか写真で見ました。
ジョンの遺品は、数多くをオノ・ヨーコさんがしっかり管理されているので、
散逸することもなく、地元の「ジョンレノン・ミュージアム」で見ることができます。
ファンとしてはありがたいことですね。

by 1275GT (2009-11-03 06:42) 

kuwa

こんばんは、ベアトラック様のところからお邪魔しました。

私も、ギターや音楽の話何ぞを載せております。
スリーSのOOー45タイプ、懐かしいです。欲しかったです。

70年代のヤングギターによく広告がありました^^;
Dモデル全盛の時に渋いなぁって思ってみてました。
by kuwa (2009-11-12 02:28) 

1275GT

kuwaさん

はじめまして、こちらこそよろしくお願いします。
このタイプはあまり需要がなかったものか、
あまり出回っていませんね。
以前、ジャンボの同タイプも所有しておりましたが、
ロッドが終わっていたにも関わらず、
某オークションでマニアの方に嫁いで行きました。
70年代の“ヤンギ”、どこかにあるはずです・・・
早速調べてみますね(笑)
by 1275GT (2009-11-26 08:39) 

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