SSブログ

第2回 ちょっと違う「赤電」の巻 [鉄道趣味]

s-DSC_0342.jpg
浜名湖ミニディの翌日、去年からの計画通り「赤電」レポに行ってきました。

s-DSC_0292.jpg
前日とはうって変わって晴天です。

s-DSC03925.jpg
遠州鉄道「第一通り駅」を目指して歩き始めると、ビルの壁を上っているヒトが・・・

s-DSC03924.jpg
ああ、君ね・・・(笑)

s-DSC_0293.jpg
で、とりあえず終点「西鹿島」まで行ってみることにしました。

s-DSC_0295.jpg
浜松に近いこの辺は、都市近郊のシティライナーの趣です。

s-DSC_0296.jpg
全線単線なので、途中駅は列車交換ができるようになっています。
それにしても、ダイヤはかなり密ですね。

s-DSC_0299.jpg
高架工事はだいぶ進んでいて、車窓からの眺めも次第に変わって行くんでしょうねぇ。
浜松市内は区画整理のときに、もとの線路を高架にせず新たな場所に作ったために、
市内の昔の線路跡は跡形も無くなっています。
旧線路跡探訪・・・こりゃまた「鉄」の虫が騒ぎますねぇ(笑)

s-DSC_0300.jpg
で、しばらく走るとホッとする景色になりました(笑)
いやぁ、いいなぁこの感じ・・・

s-DSC_0302.jpg
運転手さんも車掌さんも若い方が多く、女性の運転手さんもいました。
ここには、赤字に喘ぐ地方中小私鉄のイメージはなく、
どこかはつらつとした元気の良さが目立ちました。

昔、地方中小私鉄専門の“撮り鉄”だった頃、
この手の私鉄は、やがて消えゆくものとしての寂しげなオーラに満ちて、
なんともいえぬ佇まいに涙を流したものですが・・・(笑)
たとえば・・・

s-Scan10003.jpg
’69年頃の「静岡鉄道駿遠線」とか、

s-Scan10002.jpg
’70年頃の「尾小屋鉄道」とか、

s-Scan10001.jpg
’68年頃の「関東鉄道」とか・・・

どうです、もの悲しい哀愁に満ち溢れているでしょう(笑)
かっての遠州鉄道にも、奥山線というナローゲージ(軌間762ミリ)が存在していて、
’64年に廃止になるまでは小さなDCも走っていました。
走っている姿を見てみたかったなぁ・・・写真見るだけで泣けるもの(笑)

s-DSC_0346.jpg
スマートな電車が1時間に4~5本の間隔で走る、
今の遠州鉄道は、もう完全に“哀愁の列車”じゃありませんね(笑)

s-DSC_0324.jpg
終点「西鹿島」に着きました。
ラッシュ時には今でも活躍する、古参の30系はここで“出待ち”しています。

s-DSC_0329.jpg
前面2枚窓の通称「湘南型」フェイスの30系は、
1000系、2000系の増備とともに廃車されていって、いずれは無くなる運命です。

s-DSC_0317.jpg
モハ51は30系をベースにした改良型ですが、
角ばった“顔”に何となくミニクラブマンを連想してしまうのは、自分だけ・・・(笑)

s-DSC_0307.jpg
遠州鉄道はこの駅で、「天竜浜名湖鉄道」と連絡しています。
地下道を通って離れたホームに出てみると・・・
そこはまさしく、「地方中小鉄道」の世界です(笑)

s-DSC_0310.jpg
待つことしばし、ワンマンカーのDCがやってきました。
JRから第三セクターへ引き継がれた、採算の難しい路線ですから、
今後は、地方交付税の問題などで厳しいものがあるかもしれませんね。

s-DSC_0313.jpg
浜名湖ミニディのゲートオープンを待つ農道に、
遠くの方で聞こえたタイフォンはこの鉄道のものでした。

s-DSC_0315.jpg
1時間に1本のディーゼルカーが行ってしまうと、
ホームにはまたもとの静けさが訪れたのでした・・・
って、いいなぁ、来年はこっちかぁ(爆)

s-DSC_0331.jpg
ここで、初めて駅の外に出てみました。
浜松から少し離れただけなのに、ここは実に静かで、のどかな街でした。

s-DSC_0333.jpg
自分は煙草は吸いませんが、F-1のボディカラーにもなったJPSやマルボロ、
洒落たジタン等のパッケージが欲しくって洋モクを買いました(笑)
懐かしいですねぇ“外国タバコ”。
それにしても、どれだけ「たばこ」なんだ!(爆)

s-DSC_0334.jpg
昔は、この駅から貨物で木材も輸送されていたそうですが、
こんな4駆のトラックが走っているところを見ました。

s-DSC_0338.jpg
線路に沿って工場の方へ行ってみます。

s-DSC_0335.jpg
今、1000系の留置してあるこの線路は、
かって二俣線としてこの駅から先に延びていました。

s-DSC_0327.jpg
駅を通り越して先の方へも行ってみます。
こちらには検車場がありますが、編成はすべて2輌1ユニットになっているので、
施設の長さも短くて済むのですね。

s-DSC_0328.jpg
線路わきに「長野総合車両所」の文字が・・・
保線設備などは、国鉄(現JR)から来たものもあるのでしょうかねぇ。

s-DSC_0343.jpg
改札のわきで食事中だったもので、声をかけても振り向いてもらえませんでした(笑)
このかたは、さぞかし名のある“駅ネコ”なんでしょうかねぇ。

s-6a012875823f5c970c0120a680aeed970b-800wi.jpg
赤電ブログより

現在、里親募集中のようでもあります。

s-DSC_0351.jpg
帰りは「西ヶ崎」で途中下車します。
ホームの端からも見えてきました。

s-DSC_0354.jpg
保線車両として使用されているED28です。
まだ貨物輸送があったころは、何輌もので凸型ELが在籍したのですが、
現在はこの1輌を残すのみです。

s-DSC_0371.jpg
もともと「西ヶ崎」には車庫があって、側線も何本もあったそうです。
今は保線用の車輛や設備が留置されています。

s-DSC_0373.jpg
この“青電”が、バラストを積んだホキを牽いて走るのを見ることができるのは、
残念ながら、ごく限られた時しかないみたいですね。

s-DSC_0377.jpg
今回はここでタイムアップです。
この「新浜松」行きに乗って帰ってきました。

かって、バスやクルマに押されて次々と廃止されていった小さな鉄道たち。
早く訪れなければ無くなってしまう・・・そんな焦りから、
夜行日帰りで走り回ったころもありました。

遠州鉄道“赤電”は小さいけれど元気のある鉄道です。
今も高架事業に巨額の投資をしながら、
乗客のサービスにも力を入れています。
これは、生き残りそうですね、元気ありすぎです(笑)

よって、残念ながら私の愛する「哀愁の地方中小私鉄」からは除外です(笑)
nice!(6)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 6

コメント 8

ベアトラック

元気があっちゃダメですか(笑)
確かに活気があって、「哀愁の~」とはいえませんね。
by ベアトラック (2009-11-26 11:14) 

1275GT

ベアトラックさん

ええ、ダメですよ(笑)
やっぱりどこか寂しげな感じがしないと。
やがて無くなってしまうかも知れないという、
はかない運命に泣くのですから(笑)

そういえば、サンタフェ鉄道もそんな雰囲気が・・・(爆)
by 1275GT (2009-11-26 20:53) 

1275GT

cocomotokyo さん

nice!有難うございます。
by 1275GT (2009-12-02 19:40) 

1275GT

kuwaさん

いつも、nice!有難うございます。
by 1275GT (2009-12-02 19:45) 

いっぷく

今の車両と昔の車両がどっちが好きと考えたらやはり昔のほうが
好きだなってことがわかりました。
昔の関東鉄道なんかの車両は特にいいですね。
by いっぷく (2009-12-07 09:31) 

1275GT

いっぷくさん

昔(’60年代~’70年代)は夜行日帰りで、
結構遠くまで撮影に行きました。
プリントもネガもたくさんありますので、
マニアックな内容の鉄道ネタも書いてみたいですねぇ。
コメント0になっちゃうかもしれませんが(笑)
by 1275GT (2009-12-09 12:58) 

1275GT

ねこざかなさん

こちらの方まで、nice!有難うございます(笑)
by 1275GT (2009-12-16 22:50) 

1275GT

タナヤンさん

nice!有難うございます。
カントリーマン、素敵ですねぇ。
by 1275GT (2010-01-03 11:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。