ビートルズと謎のクルマ達 (ジョン・レノン前編) [ザ・ビートルズ]
“「ジョン・レノンに恋して」シンシア・レノン著”の中には音楽は聞こえなかったのです。
ミリ単位に刻まれたジョンの最初から終わりまで、いやその後までもが、
ぎっしりと書き込まれています・・・あくまでも私感ですが、まるで年表のようです。
ここではあえてジョンの生き方とか人間関係には触れずに、
クルマと言うキーワードだけで書いていきます。
’65年頃、免許を取ったシンシアは白いミニクーパーがお気に入りだった、
この写真のミニがそれかどうかは不明ですが、ジョンのラドフォードミニとは違いますね。
こんな風にしちゃったロールスは、まぁ気に入っていたようですが・・・
どこに行っても居場所がわかってしまうという率直な感想でしたね(笑)
ジョンは屋根裏部屋にスケーレクスのスロットレーシングカーのセットをいくつも買ってきて、
巨大なサーキットを作りいつもジュリアンと遊んでいました。
メンバーが訪れると全員で夜通しレースに興じていたそうです。
速い“マシン”を取り合ったりして、まるで子供のようだったと・・・(笑)
ある日ジョンはシンシアに内緒でゴールドのポルシェを買ってプレゼントしました。
写真が無いので型式はわかりませんが、出たばかりの911だと思います。
ちょうどビートルズが売れ始めて収入も劇的に増えたころだからです。
シンシアはこのポルシェが大いに気に入っていたにも関わらず、
ジョンはあっさりとポルシェを下取りにして、欲しかったフェラーリを買ってしまいます。
この写真のジョンの様子がどうもそれじゃないかと・・・(笑)
色は赤だったそうですが、当時はまだ左ハンドルの可能性もあります。
ジョンのフェラーリとしてオークションに出たものですが、
御覧のように右ハンドルです。
ひとことの相談も無く自分勝手に事を進めるのは、いつものことだったようですが、
この後、代わりにビートルをあてがわれたシンシアは、ポルシェをずっと諦め切れなかったようですね(笑)
ビートルと言えばこれ。
有名なアビーロードのジャケットに偶然写り込んだ白いビートル。
ジョンのクルマ(この頃はシンシアとは離婚していた)だとか、
281Fのナンバーが“ポール死亡説”の根拠になったりして話題になりましたね。
‘80年代にオークションに出品されてかなりな高価で落札されたそうです。
ミニカーに・・・ならないだろうなぁ(笑)
ここに面白い写真があります。
場所は駐車場が狭いと言われたアビーロードスタジオ。
階段を上るリンゴは右下にチラッと写るジョンから譲り受けた、
ツートーンのロールス・ロイス・シルバークラウド。
後ろの黒いメルセデス・ベンツ600はジョージのもの、
今まさにファンをかき分けて、門から入ろうとしているのがポールのラドフォード・ミニ。
入り口に向かうポールの後ろに、移動されたジョージのメルセデス・ベンツ600、
その向こう側にルーフが覗くのはポールのラドフォード・ミニでしょうか?
小走りに階段に向かうジョージの脇には見慣れぬナンバーのミニが・・・
ジョンのものなのか、ローダーのマル・エバンスのものなのかは不明です。
しかしなぜ早く着いたはずのジョージが走っているのでしょうか、
もしかして、ジョージがミニで来たのかも・・・どうでもいいけど謎ですね(笑)
最近のアビーロードスタジオ(取り壊しを免れた)です。
例の階段が見えますね。
‘72年、今でいうデキ婚だった二人の一粒種ジュリアンは、
二人の離婚後シンシアのもとで育てられました。
この写真は9歳の頃、シンシアが学校へ送って行くところですが、注目はこのクルマです。
この内装だけ見れば、オーナーならこれがミニだとすぐ気付くでしょう。
はたして、1000なのかクラブマンなのか?
16歳の誕生日にジョンに買ってもらったオフロードバイクに乗るジュリアン。
シンシアもこの頃には、ジュリアンが父親と会うことをわだかまりも無く許していました。
この先もいささか長くなりそうなので、もう1枚謎の写真を・・・
場所は、右側通行なので明らかに英国です。
白ずくめの一家は、ジョン、ヨーコ、ドアの所はショーン、右端はジュリアン?
注目はこの白いクルマ、伸びたテールフィンが見えるでしょうか。
この旧いメルセデスでしょうか?
このモデルは220SEですが、多分上級車種の300SEと思われます。
だけど、何故、どうして・・・
(と、書いてきたところで、今は海外にお住まいの”ビートルズの生き字引”スタンダードさんから、
上の写真は‘69年、ショーンはまだ生まれていないのでドアの所にいるのは、
ヨーコの連れ子のキョーコです・・・と有り難いご指摘がありました。
まだまだ前途は多難です、どうかしっかり読んでいてくださいね(他力本願))
思っていたよりも長編の“連載”になりました。
最後にお断りしておきますがこの長文は、
すべてあくまでもワタシ個人の憶測や想像で成り立っております。
ヲタク、マニア、ワタシより妄想癖のある方の鋭いツッコミをお待ちしております。
ただし、真実を知る関係者の方はご遠慮くださいね、つまんないから・・・(笑)
メイ・パンとシンシア。
次は、わからないことだらけのジョンレノン、ニューヨーク編です。
心配です(笑)
2012-10-28 17:54
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コメント(15)
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師匠、このシリーズもいよいよ大詰めですね
(そうかJohnが残ってたんだ)
しかし、時系列でAbbeyの駐車場へ入る彼らの画像は
大変に興味深いっ、解散末期なのに遅刻しないで(笑)
スタジオに集合する貴重なアーカイブです
車のツッコミでは師匠には歯が立たないので、白ずくめの一家は、ジョン、ヨーコ、ドアの所はショーンではなく(69年頃の画像なので生まれていません)→ヨーコの前夫との連れ子「キョーコ」です。→ジョンの曲名になった事もありましたね
以上、ジャカルタからお伝えします
by スタンダード (2012-10-29 03:02)
ちなみにジョンはこの後、例のワゴン車の交通事故で17針も縫う大怪我をしてしまいます
ヨーコ共々、大怪我を負ったキョーコはそれがもとで、
前夫アンソニーコックス(芸術家&ミュージシャン)のもとへ返されてしまい、親権を奪われてしまいます、、、それから、ジョンは自分では運転はしない・・・「もう、いいって(師匠談)」
久しぶりのコメントでしたので(笑)
by スタンダード (2012-10-29 03:26)
contaさん
いつもnice!有難うございます。
by 1275GT (2012-10-29 12:39)
スタンダードさん
遠くから有難うございます。
この怪しい“連載”もあと少しで一応の区切りをつけようと思います(笑)
確かに年代的にショーンはまだ生まれていませんね。
ご指摘有難うございます、もっと劇的なツッコミをお願いします(笑)
スタンダード師匠には、もう少しハードルを上げさせていただきますね。
アビーロードの駐車場にまだミニがあって良かったですね(笑)
ジョージの黒いメルセデスはもうビートルズ最後の頃です。
例の事故では、幸い子供達に怪我はなかったのですが、
シンシアは断りも無く遠くへジュリアンを連れて行った事に、
えらくご立腹の様子でしたね。
シンシアは著書の中では、ヨーコとは微妙な関係ですが、
子供と引き離されたヨーコには同情しています。
後に母娘が再会できた時も素直に喜んでいましたね。
母親ですね。
シンシアがジュリアンとミニに乗っている写真は嬉しかったです(笑)
by 1275GT (2012-10-29 13:02)
トップ写真は秀逸ですね、添えられたモデルがいい味出してます。
握手してる写真は何の時でしたっけ?
いつもながらその他の写真は、おとがめが来ないのかと心配しておりますが・・・(^_^;)
フェラーリはドアノブが全く違うように見えますが別の車ではないのですか?
ジョンは特に車好きと言う訳でもなく散財してたのでしょうかね?
ポールはミニが本当に好きで乗っていたのか、安い車で間に合わせて(安か無いか!(笑))お金を貯めていたのか。
それにしてもメンバーの写っている情景はみんな動きがあって、まるでまだA HARD DAYS NIGHTの時代の一駒の様です(涙)
by ちんたん♪ (2012-10-30 09:57)
ちんたん♪さん
握手しているオジサンの左手にはジョン・レノン自筆の売買契約書が・・・
こらえた、うすら笑いの気持ちがわかります(笑)
う~ん、おとがめですか・・・
正直、危ういですね・・・すでにドアをノックされてますし・・・
で、そろそろ連載も打ち切りですね。
ただ、アクセス数だけは凄いんですよねぇ(笑)
客足、遠のきます、きっと・・・
by 1275GT (2012-10-30 20:15)
門外漢の猫ですが、気合と執念は、ひしひしと伝わります。
まさに「連載」。書籍化してほしい程の作品ですねー
by ねこざかな (2012-10-31 11:47)
いつも楽しく拝見させていただいてます。
記事の独特な世界観などすごく勉強になっています。
また遊びに来ますね。これからもよろしくお願いします。
by ビートルズ情報ブログ (2012-10-31 16:34)
ねこざかなさん
大分いい加減になって来て、お恥ずかしい内容です(汗)
記憶を司る海馬が日々収縮し始めているようで、
いざ書き始めると、出てこないモノの多いこと・・・(笑)
書籍化の折は予約特典として絶版トミカ付けます。
by 1275GT (2012-10-31 20:27)
ビートルズ情報ブログ さん
はじめまして、こんな内容でお恥ずかしい限りです。
手持ちの書籍や資料では、合法的に使える画像が底を尽きました(笑)
彼らとクルマが絡んだネタ・・・なんか落ちていませんかねぇ(爆)
by 1275GT (2012-10-31 20:36)
contaさん
いつもnice!有難うございます。
by 1275GT (2012-11-02 19:39)
オノヨーコに連れ子がいたのは知りませんでした。ジョンの男の子二人の様に表には出て来ませんね?!元妻の愛車を勝手に処分してしまうところがらしい(笑)
by komakura (2012-11-03 02:01)
komakuraさん
オノヨーコは今でいうバツ2で、ジョンは3人目の夫になります。
キョーコは二度目の結婚の時の子供ですね。
ジョンと一緒になったときは一緒に暮らしていましたが、
その後、裁判で元夫アンソニー・コックスに親権を剥奪され、
長い間会うことができませんでした。
この頃のジョンはいきなりやってきた巨万の富に、
翻弄されているように見えますね。
by 1275GT (2012-11-03 13:05)
1275gt様
中込永次と申します
ジョンレノンの画像はどれも素晴らしいです!
ジョンのファンです。
拝啓「天と地の王冠・ピラミッドの噴水」を出版しました
ジョンの事も書いてあります。
ブログもありますので是非ご感想お願いします。
by 中込永次 (2013-04-28 03:23)
中込永次さん
はじめまして、コメント有難うございます。
悲劇的な最期のせいで、とかく神格されるジョンですが、
とても人間臭い、不器用な生き方をしてますよね。
ワタシもそんなジョンのファンです(笑)
by 1275GT (2013-05-03 18:31)