あがらなかった花火・・・ [ザ・ビートルズ]
英車マニアならひと目でわからなけりゃいけない初級編でしょう(笑)
ベージュっぽいグレーは英国車らしい落ち着いたカラーですね。
フェンダーの斜めのアクセントモールが印象的です。
リアスタイルで決まりですね、ウーズレー1300です。
ミニのひとつ上のクラスを狙いADO16というモデルナンバーで、
ミニ(ちなみにADO15)とほぼ同時に開発された4ドアのセダンです。
ピニンファリーナのデザインは今見てもバランスがいいですね。
コレは日本ではとても人気のあるバンプラことバンデンプラス・プリンセスですが、
ADO16の“バッジ・エンジニアリング”は凄まじく、
オースチン、モーリス、はもちろんMG、ライレー、ウーズレー、
それにバンプラを加え、ミニと同じくイノチェンやオーストラリア製もあります。
で、このウーズレーが駐車していたところがこの「水明亭」という、
かっては神宮外苑の休憩所だったという、歴史有るレストランの裏手です。
オリジナルのチャンポンが美味だそうですが、
平日の昼のみ(最近は夜もやってるみたい)と、ハードルは高いです(笑)
国立競技場まで歩いて数分という場所ゆえ、
’64年の東京五輪のときのエピソードなどもたくさんあります。
あれから半世紀・・・
2020年の東京オリンピックに向けていよいよ国立競技場も解体されます。
さて、ここからが本題です。
まずポールですが、都内の病院で「腸閉塞」の緊急手術(腹腔鏡)を受けました。
手術は無事成功し体調も安定した26日に帰国しました。
ファンとしてはやれやれといった気持ちですね。
ここからは18日(日)の“残念な日記”です(苦笑)
なぜ“現場”に到着していながら、うろうろ散歩なんかしていたのかというと、
メトロの「国立競技場前」へ降りたときに連絡があり、
すでに入り待ちでスタンバっていたスタンダードさんから、
どうも様子がおかしいと・・・
前日(中止になった17日)と同じような感じだと・・・
なんとなく、いやぁ~な予感がしてきた。
情報はすでに流れていたようで、入場時刻近くになっても並ぶ人が少ない。
正面ゲートに回ってみても、不思議なほど人が少ない。
それでも、きっとあると信じて老夫婦は炎天下のスロープに並びましたよ。
その間もスタッフの「会場内の準備が遅れております、まもなく開場いたします」、
なんて、アナウンスが何回も、何回も、流れていました。
唯一雰囲気を盛り上げていたツアー宣伝用のトラックの周りにも、
スーツ姿の係員が配置されて、準備は本物?ぽかったです。
さすがに大勢の人で身動きも取れなくなったとき、
見てしまったのです・・・画面左上のスタンドで会場警備と思われる人たちが、
何か談笑しながらフェンス越しに下を眺めているのを・・・
たぶんこれから起こるであろう何かを待つかのようでした。
もうこれ以上は入れない、と、思った瞬間えらく冷静な声で、
「本日のポール・マッカートニーの公演は中止になりました」・・・と。
ネットではさすが日本人、皆落ち着いて静かに解散して帰宅しました、
なんて書いてあったけれど・・・
当日ワタシが見た景色は、何万人ものエェーッという大きなため息とともに、
恐ろしいほどの負のオーラが立ちこめ、当ての無い怒号や罵声、
関係者を囲んだ容赦の無い詰問・・・
まずい、いっせいに動き出した人の流れを見て、我々は駅へ急ぎました。
人ごみの中、メトロのエスカレーターで降りている間も、
公演中止のアナウンスがずっと流れていましたが、
どんどん人が上がってきます。
今着いた人も、自分の目で見なければ納得がいかなかったのでしょうか?
乗り換えの駅まで着いてスタンダードさんに連絡しても、
雑音がひどくて聞き取れない、
どうやら周辺はまだ人で溢れかえっているようだ。
暑い中2時間近く立たされ、人ごみに揉まれて疲れ果てた我々は、
途中、いつもの喫茶店に寄って、ジョンも味わったというコーヒーでひとやすみ。
虚脱感がどっと出たのは言うまでもありません。
翌朝のニュースでも放送されましたが、
遠征組の人たちにはお気の毒としか言いようがありませんね。
前日にスタンダードさんが必須と思われるグッズを押さえてくれたので、
並ぶこともなく手に入れることができました。
リンダの撮影によるリッケンを弾くポールのTシャツは二人ともお気に入りでした。
今回は二日間(いやその後も)逐一収集した情報を提供してくれた、
日本でたぶん2番目くらいのポール研究家、スタンダードさんには、
色々と本当に大変お世話になりました。
今回は、ライブ終盤にあがるはずだった花火は見れなかったけれど、
元気になったらいつかまた・・・
あのショーマンシップに溢れたステージを見たいなぁ。i
2014-05-28 22:17
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コメント(6)
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やはり行かれたのですね、お疲れ様でした。結構直前まで中止の発表がなかったんですね、まぁお楽しみが先送りになったということで暫く待ちましょう。
by conta (2014-05-29 23:01)
contaさん
こういう屋外で行われるライブにはリスクもあるので、
多額な保険がかけられていると思われます。
で、あらかじめ事前に中止を発表するよりも、
客を入れて直前にやむを得ぬ理由で中止にしたほうが、
保険金が多いのかと・・・あくまで私見ですが。
しかし、この日のために宿をとり、飛行機で駈けつけたファンにも、
チケット代しか戻らないのも事実です。
でも、再来日が決まれば・・・やっぱり行くんだろうなぁ(笑)
by 1275GT (2014-05-30 08:18)
NICE!をポチるのが躊躇われる結果になってしまいましたね(汗)
本当にお疲れ様でした。
花火と言えば・・・当方も先日のネズミー遠征で、
気象不良のため見られなかったと、妻娘がぼやいています・・・桑原桑原。
by ねこざかな (2014-06-01 00:58)
ねこざかなさん
ワタシら電車賃で行けるもんは「な~んだ」で済みましたが、
LCCとはいえ飛行機代とホテル代がかかっている人たちは、
主催者側の“塩対応”に怒るのも無理ありません。
お金が絡むオトナの事情でもう見られなくなると残念ですが・・・
早く元気な姿を見たいものです。
さて幻になったプログラムなどのグッズ、
こんなことなら本気で仕込んどけば良かった(失笑)
by 1275GT (2014-06-01 21:40)
何て日だ!ですね。
前日の様子から中止は分かっていたんじゃないでしょか?!
また、来年辺りにお詫び公演あればいいデスねw
by ロンツー (2014-06-01 22:45)
ロンツーさん
国立に着く前から、かなりの確立で中止という情報が流れていました。
並ばずに帰った人もいたそうです。
それにしても、今にも始めそうに入り口に並ばされました・・・
あの“小芝居”はなんだったんでしょうね(笑)
今回のことでシャレにならないほど損をしたところもあり、
スポンサーが集まるか?に掛かっています・・・
by 1275GT (2014-06-02 22:32)