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ミニカーを眺めながら (ストラトス編) [minicar]

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ここ数週間で、いろんなことがありすぎ、すっかり疲れ果てました(笑)
こんな時にはミニカーでも眺めながら、いい加減な“うんちく”でも・・・(爆)

で、ランチアストラトスの巻です。
このマルボロカラーの2台からですが、手前のノレブはプロトタイプのようです。
奥のソリドのGr5(これもプロト?)と比べても、フードのスリットやテールの形が違います。
ディーノ206のエンジンを積んだプロトは、マニアの元に実車が残っていますが・・・

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このワイパーブレードが2本なところや、

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リアスポイラーが付いていないところ(もちろん全体のラインも微妙に違います)、
等が判断の“決め手”でしょうかねぇ。

ラリーを戦うために作られたクルマですから、短いホイールベースやオーバーハング、
見晴らしの良いフロントスクリーンや、頑丈な足回り等かなり特殊なマシンです。

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トミカダンディのストラトスはプライベートチームの、ちょっと変わったカラーリングです。
短いホイールベースの中に横置きしたV6が覗いていますね。

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手前のアリタリアカラーはサファリ仕様で、珍しいマルシン製です。
ルーフの“ボタン”でリヤフードがピョコって開きます(笑)
右のマルボロカラーはダイヤペットですが、ドライバーはマーチでF1にも出ていたV・ブランヴィアです。
後ろのノレブは上記のプロトにルーバーとスポイラーを付けただけのものです。

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このブルーのは、仏のシャルドネティームのマシンですが、あのミシェル・ムートンが、
’78のモンテで7位に入ったマシンですね。
彼女は、後ろのフィアットアバルト131ラリーでも’80年に7位に入っています。
ミニカーは2台ともソリド。

当時女性のWRCドライバーも珍しかったですが、アウディワークスに入った’80年代は、
まさしく大活躍で、’81年サンレモで初優勝を飾ると、’82年は3勝してランキング2位に輝きます。
このころのWRCはF1と同じくらいの人気で、女性ドライバーがチャンピオン争いに絡むなんて、
まさしく空前絶後の出来ごとだったのです。

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競技中はかなり“捨てて”いますが・・・(笑)

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こんな写真もありました。
ちなみに、当時ナビのファブリツィア・ボンズはかなりの美形と言われてまして・・

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このヒトですが・・・

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表彰式でしょうか?やはりきれいな方ですね(笑)

ちなみに今でもムートン女史はラリー界の重鎮として御活躍ですが。
最近、女史のお眼鏡にかなった新人がいるそうで・・

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プジョーに乗るブルク・セチンカヤというトルコの娘だそうですが、ナビも可愛いですね(笑)

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現役最速女性ドライバーと言えば、インディカーシリーズに参戦中のダニカ・パトリックでしょう。
インディ500こそ4位どまりですが、2位、3位を数回、
’08年のシリーズ3戦モテギでは初優勝を決めました。

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今年から、佐藤琢磨も参戦しているインディカーですが、
オーバルとロードコースの両方をこなす、テクニックとセンスの要求される難しいレースです。
彼女にはF1からもオファーがあるようですが、あまり乗り気ではなさそうですね。
F1に乗るダニカも是非見てみたい気がしますねぇ。

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なるほど・・・レーシングスーツの中はこんなんですね。
これなら絶対勝てるでしょう?・・・待ってろシューマッハ!(笑)

って、違う方向へどんどん行ってしまいましたが(嫌いじゃないもんで・・・)(爆)

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このアリタリアカラーのストラトスは、もっとも活躍した時代ですね。
エンジンも4バルブ化され300HP以上になり、車重は900キロを切っていました。
ナンバー14は名手サンドロ・ムナーリの手で’75モンテを制したマシン。
ナンバー11は同年のサンレモラリーのウィナーで、ドライバーはワルデガルド。
ミニカーはビテス。

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やがてスポンサーはピレリに変わりましたが、’77年のモンテでも優勝を果たしました。
レースにもターボを付けて参戦しはじめ、次第に速さを見せてくるようになりました。
ミニカーはミニミニエラ、ターボはダイヤペット。

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“シルエット”と呼ばれるGr5の最終形ともいわれるターボストラトス。
ターボ搭載の為にホイールベースを伸ばし、空力の為にボディワークも全て作り変えたスペシャル。
日本のスーパーカーブームの後に松田コレクションにあり、やがてギャラリーアバルトに移り、
今は著名なスイスのコレクターの元で、余生を送っています。
でも、グッドウッド等のイベントでは走れる状態にして、“あのムナーリ”が全開をくれたりしています(笑)
凄いのは、走り終えた後はまた当時のパーツに戻して、コレクションルームに飾っているのだそうです。

今や世界で1台のスペシャルストラトス、日本にあるときにもっとよく見ておけばよかった・・・と。

ミニカーはKYOSHOとBANDAI。

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コメント 7

道楽オヤジ

うーん。どちらかというと、プジョーに乗るドライバーの方が好みです(照)

可愛くて、やさしいナビと一緒にラリー出来たら最高ですね。
ピンナップ写真、ビックリしました(笑)
by 道楽オヤジ (2010-05-26 20:31) 

1275GT

道楽オヤジさん

アウディクワトロを自由自在に振り回す、男勝りのムートンと、
隣で冷静にペースノートを読む、可憐なボンズの組み合わせが、
とても印象的でしたね。
ダニカ・パトリックはグラビアにも再三登場して、男性ファンを喜ばせています。
5年前に16歳年上の男性とすでに結婚していますが、
旦那はサーキットの中でも外でも、気が気じゃないでしょうな。(爆)

ちなみに、ストラトスのミニカーを眺めながら書いた記事なんですが(笑)

by 1275GT (2010-05-26 21:22) 

kuwa

ストラトもこうしてみると色々ですね。プラモではニチモやフジミやバンダイ他から出ていました。タミヤのは一番最後のシルエットでした。

今見てもかっちょいいなぁと思います。女性ドライバーはF1の世界でも登場しましたが残念ながらシーズンを通してという方は出てこなかったと記憶しています・・・・たぶん。。


by kuwa (2010-05-27 01:10) 

1275GT

kuwaさん

ミニカーもそうですが、そのインパクトのあるカタチゆえ、
実に数多くのプラモが作られましたねぇ。
全てをコンプするのは無理としても、気になるミニカーは集めようと思います。
さしあたっては、元になったストラトス・ゼロでしょうか?

今の時代、女性ドライバーは多くいるんでしょうが、
トップカテゴリーで、しかも活躍出来る逸材はなかなか少ないですね・・・・
by 1275GT (2010-05-27 20:22) 

1275GT

3Y5さん

いつも、nice!ありがとうございます。
by 1275GT (2010-05-27 20:24) 

ロンツー

そっちの方にどんどん進んで行くのかと期待してたのですが・・
いいところで戻りましたね(笑)

ストラトスネタはツボですねぇ。
私はトミカしか持ってませ〜ん・・いつもながら羨ましい・・
ストラトスを見る度に、連れがいつも「ストラスト」と間違ってたのを思い出します(笑)

それに、ヴィットリオ・ブランビラも懐かし〜
「モンツァゴリラ」「雨の魔術師」と呼ばれてましたよね!
村上もとかの『赤いペガサス』に登場していい味出してたなぁ。

by ロンツー (2010-05-29 09:34) 

1275GT

ロンツーさん

“あっちの方”も楽しくて、一線を越えそうです(爆)

ストラトスの歴史を、ごく浅くさらっとですが、
あまりヲタクっぽくならないように、“息抜き”等入れてみました(笑)

ブランビラと言えば、オレンジ色のBETAカラーのマーチですね。
歳がいってからのF1参戦でしたが、熱い人でしたねぇ。

by 1275GT (2010-05-29 22:23) 

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