「John Lennon Museum」の閉館 [ザ・ビートルズ]
今月いっぱいで閉館になるというので、最後の「ジョンレノン・ミュージアム」に行ってきました。
道が空いていれば、ウチからクルマで30分もあれば行けるところなのに、
考えてみたら10年間でたった3回しか行かなかったんですねぇ・・・
自分のように、ビートルズにハマッた青春を送ったヒトにとっては、
とても懐かしくて、初めて見る興味深いものもあって、それなりに楽しい・・・だけれど。
なんとなく、ビートルズ好きとしては違和感があるんです。
当たり前のことですが、ここはジョンのミュージアムで「The Beatles Museum」では無いんですね。
で、ビートルズ時代のことは比較的コンパクトなフロアであっさりと・・・
憧れのリッケンもさりげなく展示してあります。
さらに、ビートルズとしての活動末期は、嫌なことばかりの苦難の連続だったようで、
対照的に解散後のジョンが、いかに生き生きとしていたかのようにも感じられます。
この辺はビートルズのファンとしては複雑な思いもあります。
後半の展示は、ジョンとヨーコの活動や私生活に重点が置かれています。
当たり前ですが、どちらかと言うとこっちの方が資料も豊富ですね。
館内は撮影禁止なので、入口とロビーをカメラに収めておきました。
これも、見納めでしょうからね・・・
入口を入ったところにある、ジョンの肖像。
生まれた地、リバプールの街並み。
膨大な写真のオブジェ。
よく見ると、プライベートフォトも数多く使われていますね。
ラウンジの、主に軽井沢で撮られた写真。
このラウンジの場所に、ミュージアム開設時には「万平ホテル」のカフェがあり、
支配人は毎日、軽井沢から通っていると伺った覚えがあります。
最後の企画展、「ジョンとヨーコ 新たなる出発 “STARTING OVER”」のポスターとポップ。
で、ここからは自分のコレクションから、ジョンにちなんだものを・・・
ジョンが初めて買ったギター(通販で)ギャロトーンのコピーを作るつもりで、
大分昔に手に入れた’60年代のパーラーギター。
日本では「鉄線ギター」なんて言われてる、ガットギターにスチール弦を張ったようなものです。
マニアにはヤマハのダイナミックギターなんかが有名ですね。
手前の写真は「ビートルズ・ギア」。
ホーナーのブルースハープ、もちろんCとG。
ジョンの写真集とグレコの325。
やっぱり、ジョンには325が一番似合っていた気がするなぁ。
そして「ジョン 凶弾に倒る!!」の見出しが躍る、ミュージックライフ特別号と、
後ろのギターは塗装をはがしたエピフォン・カジノ。
うちのヤマハCJ-8Xですが・・・
同じようなヤマハを弾くジョンの写真。
もちろんこれは、比べ物にならないほど高価なんでしょうが(笑)
ジョンのレコードはあまり持っていないのですが、このユニークなジャケットは、
「IMAGINE」、「HAPPY XMAS(WAR IS OVER)」、「GIVE PEACE A CHANCE」、
等おなじみの名曲が入った・プラスチック・オノ・バンドの「SHAVED FISH」です。
ビートルズのOdeon盤のEPも何枚か持っています。
いつか、古いアルバムも紹介したいですね。
さて、ミュージアムショップでプログラムとリッケン325のキーホルダーを買って、
最後の「ジョンレノン・ミュージアム」を後にしました。
あれだけの貴重なコレクションですから、絶対散逸することはなく、
是非、またどこかで巡り合えることを祈っています。
2010-09-15 22:50
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コメント(7)
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一度も足を運んだことはないですが閉館とは残念ですね。
やはり財政面が閉館の大きな理由だと思いますが、もっと入場者が期待できる都心の立地にすれば良かったのではと思います。
なぜその場所だったのかよくわかりません。やはり4人そろってのビートルズ関係の資料も豊富にすれば別の展開もあったのかもしれません。
ビートルズのファンはいまだに多い日本ですから、
せめて国内で場所を変えて開館してくれればいいなあと思います。
by いっぷく (2010-09-16 07:08)
いっぷくさん
前に訪れた時はガラガラだったのに、この日は結構混んでいました。
自分も、いつでも行けるという気持ちから、結局3回しか行きませんでした。
展示品の入れ替えもたまにあったみたいなので、
もっとまめに行っておけばよかったかも・・・
大家さん(大成建設)の都合もあるのでしょうが、
契約更新はならなかったみたいです。
もっと収益の上がる、商業施設にでもなるのでしょうね。
ここの展示品で、ワタシのお気に入りは、
ジョンが11歳のときに描いた「不思議の国のアリス」のイラストと、
ポールと初めて出会った教会の床(の一部)!です(笑)
by 1275GT (2010-09-16 12:37)
残念ながら、一度も訪れずに閉館を迎えそうです。
デパートの特催フロア等で展示してもらえたら、タイミング次第では見てみたいんですがねぇ・・・
by ベアトラック (2010-09-16 13:52)
ベアトラックさん
セキュリティの関係でしょうか、“本物”はかなり厳重な展示方法で、
自筆のものは劣化を防ぐためでしょうか、コピーだったりします。
世界的にビートルズ関連のものは、時折オークション等に現れては、
驚くほど高価になることもあるので、事情は分かりますが・・・
多分、身近な施設での展示は難しいでしょうねぇ。
このミュージアムには順路があって、もう一度最初には戻れません。
その辺もなんだか気に入らないことのひとつですが(笑)
でも、あれだけのものを間近で見れたのは、とてもよかったですよ。
by 1275GT (2010-09-17 08:35)
おっ、やはり行って来られましたね。
僕も先日が3回目でした。
閉館の問題は色々でしょうが
仕方のない事ですね。
JLMですから、うちのバンドの
PGRも結局訪れていないようです。
涙で展示物が見えなくなると
涙が乾くまでそこにいるので
時間がかかりますが(笑)
ジョンの分身の近くにいられるだけで
悲しみが喜びに変わるのです。
が確かに、最初に戻れない順路は
もう戻らないという事なのかと思うと
悲しみが倍増します・・・。
ファイナルルームはその気持ちの整理を
するには申し分ない空間だと思います。
あと2週間ですね。。。。
by ちんたん♪ (2010-09-17 10:08)
ちんたん♪さん
とうとう隣町のジョンも越して行っちゃいます(笑)
この、“博物館”、何が凄いって、
“あの曲”や”あの曲”の生まれた瞬間まで分かることです。
それも、書き始めの完成度の高さに驚きです!
天賦の才能でしょうねぇ・・・
他にもほんの走り書きのメモのようなものから、
ジョンの普段の生活が垣間見えるようなものまで、
なんでもとっておく(捨てないで)素晴らしさ!(笑)
最後にもう一度改めて、『本物』が見られただけでもラッキーでした。
by 1275GT (2010-09-17 21:01)
ねこざかなさん
nice!有難うございます。
閉館と聞いてあわてて駆けつけましたが、
まだまだあると思っていただけに、やはりさびしいですな。
by 1275GT (2010-11-01 08:45)