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あと20年乗るために・・・ [MINI]

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後20年は乗るつもりで、今回の車検で足回りのブッシュを全部交換して貰いました。
24年近くも車高を下げて、ガチガチの足で走ってきたわけですから、
ブッシュも原形をとどめないくらいに変わり果てた、それなりの状況は覚悟していました。
が、交換したブッシュをみると・・・あれ?まだ行けるのかも・・・?
いえいえ、よくよく見ればあってはならないヒビや変形、劣化は確実に進んでいましたね。

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やっと時間を作って、最短の“C”コース(約30キロ)を早朝プチツーです。
まだ少し寒いくらいの早春のいつもの田舎道ですが、久しぶりのミニはやっぱり楽しいですね。

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毎度の光景ですが、今回もクーパーガレージの社長に送り迎えを頼んじゃいました(笑)
実は、引き換えにGTを運んでもらう事態になっちゃたんです(泣)

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で、早速入れ替えです、全部ウチのミニだ・・・って喜んでいる場合じゃないんですが(笑)

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ことの起こりは、去年の大晦日にクラブの“恒例年越しミーティング”の帰り道でした。
後ろを走っていた同方向へ帰るNさんが、
ウチまで付いてきてブレーキランプが点いていないというのです。
早速ペダルを踏むと・・・本当に両方とも点きません。
いっぺんに全部切れるわけはないので、ヒューズか?SWか?
とりあえず車庫に入れようとすると、ブレーキを引きずっている感じが・・・
何とか所定の位置に納めて、ペダルを強く踏んでみるとランプは点きます。
そんなことを何回かやっているうちに、
突然、完全にブレーキがロックしてしまい頑として動かなくなっちゃいました。

次の日(元旦です)思い当るところをシロートなりに点検してみましたが、
全く“原因不明”です・・・
思い当たる節もいくつかはあるのですが、ブレーキだけにきちんと見て貰わないと不安です。

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したがって、ブレーキを引きずりながらエンジンのチカラでなんとか自走で積車へ、

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しかも、なんと2階です(笑)
この日は、ご一緒だった常連さんとちょっと遠くまで英国製某スポーツカーを見に行くということでした。
この方達の「ちょっと見に行く」は「買って、持って帰る」という意味ですからねぇ(笑)
GTを2階に上げて下にその“大猫”を積んで来る気が満々でしたね(爆)

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“次の目的地に向けて”出発しました。
でも、ちょっぴり楽しそうで・・・やっぱみんなりクルマが好きなんですねぇ(笑)

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これが交換済みのブッシュのすべてです。
「ブログに載せるんだから、わかりやすく並べましょう」といって社長がセットしてくれました(笑)
左がフロント側で、右に行くにつれてリヤ側です。

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絶えず入力を受ける、ロアアームやテンションロッドのブッシュはやはり痛みが進んでいましたね。

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ラジアスアームの特に片方は偏芯して、カタチも崩れています。
もともと正しい位置に収まっていなかったんでしょうかねぇ?

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車高を下げたミニはフロントのバッファー(ドーム型をしたゴムの塊)が、
潰れて駄目になるのかと思っていましたが、意外と原形を保っていました(笑)

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リターンの方はグリスまみれで、元のカタチもわからないほど潰れていますね。
これは、仲間のミニでもみたことがあったので、想像はついていましたが・・・
かろうじて純正パーツのマークが読めるほどです。

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アクセルワイヤーの撮りまわしも加工して貰いました。
ワイヤーの長さを換えずに取り付け位置の変更です。

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以前の位置では斜めにワイヤーを引く状態で、何回かアクセルが戻らなくなるトラブルがありました。
またペダル自体にも重さがありました。

今回は通常の車検よりも多少金額はかかりましたが、
これでしばらくの間、足回りに不安はなくなります。

で、乗ってみてはどうなんだ・・・と、いう話ですが。
まず、路面からの情報が非常に明確に伝わるようになりました。
したがってS字カーブを抜けるような場合、
ステアリングの操作量に、車体のバランスが正確に伝わるようです。
もともとミニは前後のサブフレームを、今と違って“ゆるい”モノコックでつないでいるわけで、
どうしても荷重の載ったフロント側の足に正確な動きが求められます。
レース用のミニはブッシュをアルミに変えたりして、リジットにしてしまう所以ですね。

足がシャキッとするのがメリットだとすると、どうしてもゴツゴツした乗り心地という、
ネガの部分が付いてくるのは仕方のないことですね。
でも、それもミニの“味”です。
今のクルマでは安全な速度域で、こんな痛快な“味”は得難いでしょうね。

チェルシーは今年の5月が来ると、いよいよ25年目に突入します(笑)

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ちんたん♪

ラス前の1行に全てが凝縮されていますね!
さすがです、本当に・・・。
それにしてもレースカー並みに美しいエンジンルーム
こりゃあ確かに、そんじょそこらにゃ走りに行きませんな(笑)

筑波はチェルシーちゃんかな?
by ちんたん♪ (2011-02-28 05:14) 

ベアトラック

2、3日前に、ワイパー液を補充する為に開けたマイカーのエンジンルームとは全く違う美しさですね!
愛着のある道具と出来るだけ長く付き合う・・・私も見習います。
by ベアトラック (2011-02-28 06:50) 

いっぷく

大事に乗られていますね、これこそ「愛車」と呼ばれるにふさわしいです。
ただハンドルを握っているだけであとは人任せな車とは全然違います。
このようにしてみんなが車を大事に使っていけば、外に出ても楽しい車がたくさん見れるのに。少なくともイギリスの方が物を大事に使っている文化があるように思います。 僕はそれほど大事に手入れなどできませんがやはり25年くらいは同じ車に乗り続けています。
by いっぷく (2011-02-28 15:28) 

1275GT

ちんたん♪さん

ミニは峠でもサーキットでもなく、
ごく普通に街中の交差点を曲がるだけで、
あっ、ミニだ!とわかる小気味よさがあります。
路面のわずかな傾きも、アスファルトのわずかなうねりも・・・
みんなわかります。

そう、いつもそんじょそこらしか走っていないのにわかるんです。
ずいぶん長いこと乗ってますが、ミニって面白いですね(笑)
by 1275GT (2011-02-28 21:04) 

1275GT

ベアトラックさん

モノを大事にするのは、生まれついての性分みたいなもんですね。
で、“捨てられない”につながるわけです。

壊れたモノ、必要のなくなったモノ・・・だらけですね(笑)
今はやりの「断捨離 」、理解できません。
どちらかと言うと「ゴミ屋敷」のオッサンの気持ちがわかります(爆)

仕事の道具でも、クルマでも、楽器でも・・・
やっぱり慣れたモノが一番いいですね。
by 1275GT (2011-02-28 21:17) 

1275GT

いっぷくさん

旧いクルマは乗っても、いじっても、ただ見ているだけでも、
とても楽しい気持ちにしてくれます。

もちろん、最新のメカニズムも大いに興味がありますが、
それは機能よりも“仕掛け”が知りたいからです。
ですから、若い人のようになんでも一目見ただけで操作できるほど、
器用ではありません(笑)

気が付いたら、もう25年も乗り続けている・・・という、
いっぷくさんのライフスタイルが素敵ですねぇ(笑)
by 1275GT (2011-02-28 21:33) 

komakura

整備は出来ませんが。。。こうやって古い車をメンテナンスしながら乗るって大人だなぁ(爆)せっかちな私は、ゆっくり待つって事が苦手で・・・・

憧れてはいますが、メンテナンスフリーな国産車とヴィンテージ楽器は数本にして、手の掛からない新品を!?なんて・・・^^;
by komakura (2011-03-03 03:38) 

1275GT

komakuraさん

自分も知識も浅いし、技術もないし、
日常のメンテナンスくらいしかできませんよ。
古いモノを直すのは好きですが、なかなか思うようにはいきませんね(笑)

今、手元にあるギターもほとんどが’90年代位の、
比較的新しいものばかりです。
あっ、クルマも夏と渋滞は新しいのにしか乗ってませんね(笑)

要するに“根性無し”というやつですか?(爆)
by 1275GT (2011-03-03 08:32) 

1275GT

ねこざかなさん

いつもnice!有難うございます。
多趣味も、次第に予算の配分?が難しくなってきております(笑)
by 1275GT (2011-03-06 07:58) 

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